介護は提案力勝負、な気がする
- MICHIYO MIYACHI
- 4 日前
- 読了時間: 4分
80歳になる父との生活の中で、ダメだとわかっていてもつい口走ってしまう言葉があります。
「なんでこれやらないの!」
「これをしなきゃ病状が悪くなるよ!」…的な
相手の体を想うからこその”正論”ですよね〜コレ。
相手をぐうの音も出ないところまで追い詰めちゃ議論にもならないと、
わかっているのに、言っちゃう、、ああまたやっちまっと!と、一人で反省する日々です。
私は仕事で「伝えるプロ」として、
作り手の想いを生活者に届ける【翻訳者】だと言っているのに、
一番大切な父に対しては、
相手の気持ちを置き去りにして、
わたしの「正解」を押し付け、「操作」をしようとしていたのかなって思います。
介護をしていると、
「ああ、前は出来ていたのに、、」と、
加齢を目の当たりにして恐れおののきながら、できなくなったことに目が行きがちになります。でも、できないことも、今の父の【個性】なんだなと思うようになってきました。
こんなことがありました。
私が長期出張から帰ってきた時、
今まで車椅子からダイニングテーブルによっこいしょ!と自力で移動していたのに、
テーブルからチェアを移動させ空いたスペースに
車椅子を直接乗り入れて食卓についていたのです。
「ちょっと待って!」少しでも体を動かして筋力低下を防ぎたい私と、
「車椅子からの乗り換えが大変なんだよ!転ぶかもしれないし。」と言う父。
お互いの思いが交錯し、
ちょっとしたケンカになりました。
ちょうどケアマネさんとのMTGがあり、
この話をすると、
さすがはケアマネさんでした。
「娘さんの言うこともわかりますが、
お父さんは車椅子乗りながらも、朝食を作ったり、トイレに行ったりと、
自立した生活をしていますよね。
無理して歩いて転倒骨折でもしたら、それこそ自立した生活が出来なくなります。
だから、車椅子に乗っていた方が、
自立生活を長く続けることができると思いませんか?」と。
この話を聞き、わたしは納得。
だって高齢者は骨が弱いので、転倒骨折しそのまま寝たきりになるというケースも多く聞きます。
わたしが目からウロコ状態で納得したのを受けて父が、
トイレへの車椅子乗り入れと、食卓への直接乗り入れをわたしが在宅の時はしないと、
こちらも努力してくれることになりました。
というように、
お互い話し合いが必要。
すると父も工夫してくれる、生活に折り合いをつけながら新しい方法を考えるのは素敵だと思いました。
これは、父の能力ですね。
私も、父が少しずつできなくなってくることを、個性と捉えることで、
暗い気持ちにならないで済んでいます。
無理矢理変えさせない。
強いない。
コレ以降、
ついつい「なんでやらないの!」と言ってしまうことはありますが、
なるべく「どうしたい?」を聞いてから、
「こうしたら?」と父の意向を踏まえた提案をするようにしています。
あ、するように努力しています!
なかなか難しいんですけれどね。
減塩生活も同じです。
医者は簡単に「塩分を減らしなさい」と言います。
確かに父は腎臓が悪いので心停止に直結するリスクは高いです。
でも、食べることって家から出られない高齢者にとっては大きな楽しみなんです。
とんかつ食べてもソースはダメ!
刺身食べても醤油はダメ!
ピザトースト食べてもケチャップダメ!
なんと味気ない食事でしょう!何かをかけるというのは、
自分で選ぶことで食事を自分ごとにして、自分の血肉にするための1つの儀式だと思うのです。
でも、塩分の観点からはよろしくない。
だから減塩の調味料を探しました。
いやね、たくさん売っていますよ、お店には。
でも、塩分を抑えるがために味がイマイチ、添加物が山盛り、そんなものも多いのです。
だから片っ端から試しました。
その中で色々我が家のベスト・セレクションを見つけました。
今は、塩分控えめで揚げ物を作っても、
大さじ1の減塩ソースをかけて父も大満足。
だってそのソース、めっちゃスパイシーで美味しいんですもの!
などと、
「あれダメ!」「これダメ!」となりがちな病気の高齢者の食事でも、
こうやったら美味しいよね〜ああやって食べようよ!
と、日々提案するようにしています。
いろいろ提案することは、
まさにプロデュース業と一緒。
わたしのお仕事は、日々の生活でも役立っているのだなと思います。
派手さはないですがね笑
もし減塩調味料ベストセレクションが気になった方、
ココナラでご紹介しています!




コメント